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御嶽山、北から見るか南から見るか
「御嶽山は、どこから見えますか?」
JR木曽福島駅前の観光案内所では、木曽町に到着したばかりのお客様から、しばしばこんな質問をいただきます。
しかし実は、御嶽山は木曽のどこからでも見える山ではありません。

中山道から御嶽山を望む、特別な場所
江戸時代、北の贄川宿から南の馬籠宿まで、木曽十一宿を通る中山道。
その道中で御嶽山を拝める場所として知られていたのが、木祖村の鳥居峠と、王滝川が木曽川に合流する木曽町福島の神戸(ごうど)でした。
どちらにも鳥居が建てられ、遠くからお山を拝む「遥拝所(ようはいじょ)」となっていました。

御嶽信仰の面影を残す「神戸の遥拝所」
神戸の遥拝所は、現在の国道19号から鉄道の線路下をくぐり、山側へ入った旧中山道沿いにあります。
鳥居峠とともに「御嶽四門」といわれた場所です。▷Googleマップはこちら
御嶽山は、古くから人々の信仰を集めてきた山。
遠方から旅をしようやく御嶽山を望めるこの場所は、特別な意味を持っていたのでしょう。
残念ながら、現在は木々に覆われこの場所から御嶽山を眺めることはできません。
しかし、国道19号を挟んだ反対側にある道の駅 木曽福島からは、天気が良ければその雄大な姿を望むことができます。

この秋、あなたのお気に入りの御嶽山を!
秋の行楽シーズン。
御嶽山の楽しみ方は、山に登ることだけではありません。
2026年にオープンした王滝村の田の原Baseでは、郷土食にも親しめるカフェで、雄大な景色を眺めながらの特別なひとときを楽しむことができます。
おんたけロープウェイを利用して山を間近に感じたり、開田高原の柳又や地蔵峠などの展望スポットから、ゆっくりとその姿を眺めたり。
かつて中山道を旅した人々が特別な思いで仰いだ御嶽山。
そんな歴史にも思いを馳せながら、あなただけのお気に入りの風景を探してみませんか。
画像出典: 〔渓斎英泉〕『三十六 木曽海道薮原鳥居峠硯ノ清水』、保永堂。国立国会図書館デジタルコレクション
https://dl.ndl.go.jp/pid/1306285 (参照:2026年10月8日)

