( Media )
【木曽町日記】崖家づくり、見学してみませんか?
木曽町福島の特徴的な街並みのひとつ、「崖家(がけや)づくり」
限られた土地を生かすために川や崖へせり出して立ち並ぶ家々……
崖家づくりは、木曽川親水公園やJR木曽福島駅周辺からご覧いただけます。


実は現在、木曽音楽祭の開催に合わせて、崖家づくりの建物の中へ実際に入ることができる見学会が行われています。
会場は、車道の行人橋のたもとに残る一軒の空き家。
かつて「五十番」という名で地域に親しまれていた食堂だった建物です。
▷Googleマップはこちら

昨年立ち上げられた「守る会」
この催しは、住民グループ 崖家を守る会が主催し行われました。
崖家づくりの街並みは、空き家の増加や建物の老朽化といった課題と直面しています。
そんな中、木曽福島らしい崖家づくりの街並みを守り、次の世代へつないでいこうと守る会が立ち上げられました。

「五十番」の中へ入ってみて、まず驚いたのがその涼しさ!
木曽川から吹き上げてくる風が室内を通り抜け、一瞬「冷房が入っているのかな?」と思ったほどです。
川に面した建物ならではの心地よさを体感できました。
室内では崖家づくりの特徴を紹介するパネルや木曽福島の昭和の風景写真を展示しています。


なかでも目を引いたのが、昭和38年(1963年)当時の「五十番」のメニューです。
カツ丼150円、蕎麦60円!
……そんな時代もあったのですね。
ここで営まれてきた暮らしや、木曽福島のまちの記憶にも触れることができるような気がします。

見学会は、木曽音楽祭の期間中である8月30日(日)まで開催予定。
建物には電気が通っていないため、見学できるのは日が落ちるまでとなります。
また、9月12日(土)・13日(日)の「木曽の手仕事市」開催時にも、同様の見学会を予定しているとのこと。
残暑にまけず、ゆっくり街歩き

崖家づくりの見学の後は、足湯でちょっと一休み。
道路の反対側にある階段をのぼり「馬宿(うまやど)小路」を行けば、中山道の趣が残る上の段へ行くこともできます。

ぜひ町歩きの途中に立ち寄って、この町ならではの建物と、そこに残る暮らしの記憶に触れてみてください!
