( Seasonal Event )
木曽踊り
開催日時:2024年は8月3日・10日・13日 20:00~21:00
開催場所:広小路(木曽町文化交流センター前)
木曽節に合わせて輪の中へ
木曽が誇る民謡の横綱「木曽節」。木曽地域ではこの歌に合わせて踊る「木曽踊り」が人々に親しまれ、夏の風物詩となっています。
福島では毎年夏の時期、みんなで「木曽踊り」を踊る催しが行われています。これは夏の観光シーズンに併せて、木曽節・木曽踊りを広く普及しようとするもので、町では昭和の初めから行われている行事です。
木曽踊りの実演指導も行われているので、みんなで輪になり、楽しく踊りながら木曽踊りを覚えることができます。
期間中は地元の方はもちろん、木曽に帰省している方、観光客の方なども多く参加し、賑やかな声が聞こえてきます。
今年の夏は、ぜひ輪に入って一緒に踊ってみてはいかがでしょうか。
木曽踊りの歴史
歴史は長く、木曽義仲公の戦勝を記念した霊祭のとき踊られた「武者踊り」が起源ではないかと言われ、室町時代の『狂言歌謡』に出てくることから、室町時代には既に都にまで知れていた考えられています。
当時は木曽谷一帯の村々で踊られており、数十種類の民謡や踊りがありました。木曽節はその代表的なもので、盆踊り唄として広く木曽一円で歌われていたのです。また、木曽節は伊勢をはじめ、全国各地から入りこんだ杣人(そまびと)や日庸によっても歌われ、即興的に歌われた唄は、あるものは消え、あるものは残って全国各地に広まっていきました。
さらに大正時代に木曽福島町長になった伊東淳(いとうすなお)は、「木曽踊りをもって福島町民をあげて盆踊りとして普及せしめよう」と考え、自ら率先して木曽踊り保存会を結成。その普及に努めました。
昭和になってレコードが発売され、その頃から木曽福島でお盆に木曽踊りが踊られるようになりました。昭和9年8月14日には、盆踊りの木曽節がNHKラジオで全国に実況放送されるに及び、全国的に知られるようになりました。
そして今日でも「木曽踊り」は地域の人々に親しまれ、この夏の期間中だけでなく、お祭りの締めなどによく踊られているのです。